皆様、令和2年いかがお過ごしでしょうか。遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2020年1月23日付けのNHKさんのネット記事に「保存中の缶詰 確認してみませんか」という記事がありました。
どういう記事だろうと読んでみると・・、缶詰の爆発!?
よろしければ記事をご覧下さい。
皆様は缶詰の爆発をご存じだったでしょうか。
記事の中で、日本缶詰びん詰レトルト食品協会のご担当者さんも言われていますが「破裂する。業界の常識です」と。怖いですよね。
しかし、「破裂する。業界の常識です」という記事の前に「極めてまれなことだと前置きをしながらも」とあります。ここもかなり重要です。「極めてまれ」です。
「破裂する。業界の常識です」だけだと、「そんな危険なものを売っているのか!缶詰を誰が買うか!!」となりますよね。
では、どういう時に爆発(破裂)するのか。
「賞味期限を越えた長期保存したものが危険」といったニュアンスの文面が見受けられますが、缶詰に限らず賞味期限や消費期限が過ぎた食品は色々と危険が出てきますよね。
それ以外に考えられることは!?ということで、缶詰に長年携わってきた私の経験から注意した方が良いポイントを何点か。
ご参考までに。
①賞味期限に関わらず「あれ?!前見た時より何か膨らんでいる!?」(丸みを帯びている?)と感じた時。
⇒一つ目から重要ポイントです。缶が膨らみだしたら爆発のサイン!?かもしれません。買ってきたばかり、賞味期限内でもです。通常、缶詰の中には酸素も菌も存在していません。しかし何らかの問題で酸素や菌が中に存在(発生)し中身が腐ったりガスが発生したら、その力で少しづつ缶が膨張し始めてきます。その結果、記事にもあるような爆発(破裂)という可能性が出てきます。
②製造が日本以外の缶詰
⇒先に言っておきます。海外製造の缶詰が悪い。と批判したいわけではありません。品質に問題がないからこそ日本でも売られている訳で、当店ぴったんこ缶々でも海外製造のものを扱っています。
言いたいのは、日本の品質レベルが凄すぎていて比較すると中には海外製造のもので品質が劣る商品もある。ということです。
明日、スーパー等へ買い物に出かけたら缶詰コーナーに立ち寄ってよ~く見て下さい。製造が日本か海外の輸入缶詰か表示を見なくとも缶を見ればわかるものが多いんです。「缶」自体が違います。(すべてとはいいませんが)
③フルーツ缶は要注意!?
⇒記事でも爆発したのは「桃缶」とありますよね。フルーツ缶や寒天が入ったあんみつ缶などです。そう私、体験しました。恐怖体験を!!!
(その恐怖体験は後日、本ブログにアップしますね。)
これら3点、よろしければ参考にして下さい。
爆発といえば怖いですが缶詰とは決して怖くも悪くもなく、冷蔵も冷凍も不要な常温長期保存できる優れた食べ物です。さらに缶を開ければ熱を加えなくても食べることができます。電気もガスもなくてもそのまま食べることができる。すなわち、災害が起こった時の食料にもなります。
この優れた点に比べれば爆発(破裂)は「極めてまれ」でもあり、やはり缶詰の重要性をご理解頂けるものと思います。
缶詰を酒の肴に、普段の食事に、保存食に。
缶詰の爆発は爆発でも、爆発的なヒットは大歓迎!お待ちしております!!
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